写真;2016/06/15公開(youtube/Johns Hopkins University)This simple game makes kids better at math |
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約5年前の記事・・・「子供たちのANSと目を鍛えたら、将来、彼らの数学の能力が上がるのか。」
米ジョンス・ホプキンス大学の心理学と脳科学科のメリッサ・リベタス博士研究員(Melissa Libertus)によると、人間や動物には生来、数字を目算する能力が備わっているという。例えば、動物はどの場所でたくさんの木の実や植物、小動物を得られるのかを知っており、彼らは取ってきたエサの量を把握している。人間の場合、映画館の空席の数や、会議出席者の人数をひと目で概算したりする。この数字のセンス、ANSは生まれつき誰にでも備わっており、新生児にもその能力があるという。これまでの研究で、幼い子供のANSにはバラつきがあることが報告されているが、算数の能力にどう影響するかは分からなかった。今回、同チームは算数の授業を受けたことのない4歳の子供200人を対象に、ANSと算数の能力テストを行った。
ANSのテストとは、青と黄色の点が散らばっているコンピューターの画面を見せ、どちらの色が多いかをひと目で当てるというもの。画面はすぐに消えてしまうし、子供たちは幼いので数は答えなくてもよい。一瞬で判断してどちらが多いかを当てるテストは、簡単なものもあれば、ほぼ両方が同じ量のため、難易度の高いものもある。同テストの後、子供たちは簡単な数の問題を含む一般的な子供用の算数テストを受けた。
その結果、ANSに優れた子供は算数の成績も高いことが分かった。これは、子供の算数の能力は教育の質や教え方によるとする従来の報告とは反する結果となった。リベタス氏は今回の研究について、「いくつかの重要な問題を提起しました。そのうちのひとつは、子供たちのANSと目を鍛えたら、将来、彼らの数学の能力が上がるのか、ということです」と話す。また、いくつかの疑問点も浮上したという。(引用:2011/08/12 大紀元)
「ANS」(Approximate number system)とは、対象物を1つ1つ数えるのではなく、視覚で全体的に捉えることで数量比較する能力のことで、日本語では「近似数認知機構」といった意味になります。言葉を覚える前の乳幼児、サル、イヌなどで確認されている普遍的な能力の一つです。(引用:子猫の部屋)
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