ユダヤ人言語学者ビクトール・クレンペラーの日記に、ナチ政権下で迫害がじわじわと進むさまがつづられている。「ユダヤ人がドイツ語で書いたものはデタラメ」との貼り紙が大学に現れる。教授職を解雇するという通知が突然送られてくる。
「ふだんまともな考えをする多くの者が、内政の不公正に鈍感になり、とくにユダヤ人の不幸に鈍感になり、とくにユダヤ人の不幸をきちんと把握せず、近頃ではヒトラーにかなり満足しだしたように思える」との記述もある。
引用:(朝日新聞 朝刊 天声人語)
「ふだんまともな考えをする多くの者が、内政の不公正に鈍感になり、とくにユダヤ人の不幸に鈍感になり、とくにユダヤ人の不幸をきちんと把握せず、近頃ではヒトラーにかなり満足しだしたように思える」との記述もある。
引用:(朝日新聞 朝刊 天声人語)
写真:私は証言する―ナチ時代の日記 |
ナチ時代の歴史への証言者となることをみずからに義務づけたクレンペラーは、ナチの暴虐の荒れ狂うドレスデンにあって、いのちの危険をおかしつつ、見た、聞いた、知ったことのすべてを、書きつづった。ナチの探索の目と戦火を奇蹟的に逃れたこの日記は、ユダヤ人迫害の日常を同時代の観察者がその渦中で克明に書き残した類例のない記録として、『アンネの日記』にならぶ高い評価を得ている。ショル兄妹賞受賞。
ユダヤ人言語学者ビクトール・クレンペラー、「ふだんまともな考えをする多くの者が、とくにユダヤ人の不幸に鈍感になり・・・近頃ではヒトラーにかなり満足しだした」
Reviewed by 管理人
on
15:06:00
Rating:
0 件のコメント: