『釣りガール』STU48菅原早記「釣りをしながら考えることは、無です」

『釣りガール』STU48菅原早記
朝日新聞 2018年2月5日
瀬戸内の海はきれいで、魚もたくさん釣れます。瀬戸内エリアで「一つの海、七つの県」をまたにかけるSTU48のメンバーとして、そして「釣りガール」として、この海はとてもいいところです。 

小学2年生のとき、母が突然「釣りしたくない?」と言いだして、住んでいた岡山県の海に行きました。初めてだったのに、カレイが釣れちゃった。その時の感覚は忘れません。お刺身にして食べたら、めっちゃめちゃおいしかった。その味も覚えています。いまではマジで本気になって、家族で釣りにはまっています。 

これまで一番大きいのは、昨年11月に釣った55センチのタイ。あばれるので糸を巻けない。あせらないで、タイミングを見てゆっくり巻く。15分ぐらい格闘しました。 

魚をさばくことも、できるようになりました。包丁なんか使えなかったのに、ユーチュブで「タイ さばき方」「ママカリ しめ方」とか検索して、見よう見まねで。三枚おろしも、カレイのような平らな魚を切り分ける五枚おろしも自分でやります。

中学3年までは釣りにしか興味がなかったけど、岡山駅にあったSTU48の1期生募集ポスターを見て、応募しました。テレビにも出たかったし。幸い合格できて、2017年3月に1期生になりました。

生活は一変して、休みもほとんどとれなくなりました。いま釣りに行くのも3カ月に1度くらい。それでも釣りを通じて名前を知ってもらう機会もあるし、釣りの生配信のような仕事もできるし、私にとってアイドルと釣りはウィンウィンの関係です。

釣りをしながら考えていることですか?「無です」。考え事をしていると無意識に糸を巻いたりしちゃって、魚がよってこないんです。友だちと行くこともありません。おしゃべりしちゃうから。釣り人はいつも一人です。

小学生から釣りをしているけど、捕れる数が減ったかなと感じることがあります。釣り仲間が増えて、船でバーッと沖に出ると、砂が舞って、海が濁ることがある。魚が船を怖がるのかもしれません。余ったエサを袋ごと海に捨てる人を見たこともあります。魚が食べたりしないかな・・・。

私は、みんながずっと楽しく釣りができればいいなと思っています。楽しんでいないと、魚って来てくれないんですよ。小さい魚は海に戻します。食べても身が締まってないし、大きくなったらまたきてねって。実家に帰ると、魚ばっか。ちょっと大きめのメバルだったら、煮つけ、みそ汁!たまらんです。

 (ソース元:朝日新聞 魚のミライ)

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