禁錮５年、≪元ナチスの戦後≫元ナチス親衛隊のラインホルト・ハニング被告（９４）「家族のだれもがアウシュビッツで働いていたこを知らない・・・」

写真：（twitter/‏@juhuls）

 元ナチス親衛隊のラインホルト・ハニング被告（９４）は、１９４３年から４４年にかけ、ポーランドにあったアウシュビッツ強制収容所でおよそ１７万人の殺害に関与した罪に問われています。ハニング被告は元看守で、収容所に到着したユダヤ人らをガス室へと誘導していたとみられます。（引用：TBSニュース ）

ラインホルト・ハニング（Reinhold Hanning）
 "No-one in my family knew that I worked at Auschwitz. I simply could not talk about it. I was ashamed,” he told the court. "I am sorry."


元ナチスであることを世間に知られるのを恐れて、我が子にさえ父となのれないような者もいた。
モニカの父もそうだった。 彼女の父は元ナチスの親衛隊員で、戦時中はブーヘンヴァルトの強制収容所に派遣されていた。終戦後、彼はフランツと変名し、娘たちにまで母の兄のフランツおじさんだといいきかせていた。母もまた、「お父さんは今いないけど戦争から戻ってくるかもしれない、だから伯父さんと一緒に暮らしているのだ」と長年にわたて娘たちを欺いていた。（参照:ナチス追及―ドイツの戦後 (講談社現代新書) ）