写真(reddit)場所:スエーデン セーデルマルム(Södermalm) |
キッチン |
気になる1ヶ月の家賃は・・・
・賃貸は政府が規制している。先ず借りられない。なんとか直に契約できたとして1ヶ月約11万5千円ぐらいスウェーデンの賃貸事情
スウェーデンに研究のため出かけた先輩の先生方の多くから受けたアドバイスの一つが、「家探しが大変」ということであった。1年前から準備した人もいるそうである。(中略)
1 ヶ月ほど間借りしたストックホルムの家の家主さんは、「買えば。帰るときに売れば上がる」とのこと。こちらの人は、若いうちからローンを組んで家を買う人もいるという。
(引用:PDF:スウェーデン便り)
1 ヶ月ほど間借りしたストックホルムの家の家主さんは、「買えば。帰るときに売れば上がる」とのこと。こちらの人は、若いうちからローンを組んで家を買う人もいるという。
(引用:PDF:スウェーデン便り)
深刻化する賃貸住宅不足の問題 (その1)より
スウェーデンでの賃貸住宅の家賃は、需給に関係なく、その住宅に住む人にとっての「利用価値」に基いて決められる。この利用価値には、住宅の部屋の数や大きさ、室内の設備(例、キッチン・調理器具・冷蔵庫など)、共有スペースの設備(エレベーター、洗濯室)などが含まれる。一方、便利な街の中心にあるのか、それともずっと離れた郊外にあるかといった立地条件は加味されない。つまり、住宅の大きさや質が同じであれば、それがスウェーデンのどこにあろうとほとんど同じ家賃が設定されるのである。しかも、この制度は自治体の管轄する公営の住宅会社だけでなく、賃貸物件を持つ民間の住宅会社にも適用される。
家賃の決定に際しては、それぞれ全国組織である賃貸居住人組合、住宅業界団体、公営住宅会社連合会がまず中央交渉を行い、家賃のベースを決める。そして、そこで決められたベースを元に、それぞれの住宅会社とその地域の賃貸居住人組合が個別の物件の家賃を決めていく。プロセスとしては、労働市場の賃金水準の決め方とよく似ている。家賃のベースを決めるときに近年まで参考にされてきたのは、自治体が管轄する住宅公社の家賃だ。住宅公社は利潤を追求せず、住宅の資本コストや管理に掛かる人件費をカバーできるだけの家賃を設定するが、それがベースとなり、民間会社の賃貸住宅の家賃もそれにほぼ準じた水準に設定されてきたのである。
この制度が導入されたのは1969年だが、それ以前も家賃規制は存在し、それは第一次世界大戦にまで遡る。スウェーデンは非参戦国だったが、戦争に伴う好景気のために都市部で住宅不足が発生し、賃貸住宅の家賃が急激に上昇したため、その時点で住んでいる人が急に家を追い出されることがないよう保護することが目的で、家賃規制が導入された。第一次世界大戦が終われば住宅不足も解消したため撤廃されたものの、第二次世界大戦で再び住宅不足に陥り、同様の家賃規制が導入。それがその後も維持され続け、1969年から現在の制度に移行した。
制度のそもそもの目的は、住宅の需給変動にともなう家賃の変動から賃貸居住人を保護することだ。
この制度のおかげで、スウェーデンの賃貸住宅の家賃は便利な街中でも驚くほど安い。ストックホルム市の中心部の魅力的な立地にあるワンルーム(キッチン付き、35-40平米)の賃貸住宅が月々3500クローナ(約5万円)前後で借りられる。
いや、正確に言えば、「運が良ければ」借りられるのである。
(引用:GOOブログ スウェーデンの今)
スウェーデンでの賃貸住宅の家賃は、需給に関係なく、その住宅に住む人にとっての「利用価値」に基いて決められる。この利用価値には、住宅の部屋の数や大きさ、室内の設備(例、キッチン・調理器具・冷蔵庫など)、共有スペースの設備(エレベーター、洗濯室)などが含まれる。一方、便利な街の中心にあるのか、それともずっと離れた郊外にあるかといった立地条件は加味されない。つまり、住宅の大きさや質が同じであれば、それがスウェーデンのどこにあろうとほとんど同じ家賃が設定されるのである。しかも、この制度は自治体の管轄する公営の住宅会社だけでなく、賃貸物件を持つ民間の住宅会社にも適用される。
家賃の決定に際しては、それぞれ全国組織である賃貸居住人組合、住宅業界団体、公営住宅会社連合会がまず中央交渉を行い、家賃のベースを決める。そして、そこで決められたベースを元に、それぞれの住宅会社とその地域の賃貸居住人組合が個別の物件の家賃を決めていく。プロセスとしては、労働市場の賃金水準の決め方とよく似ている。家賃のベースを決めるときに近年まで参考にされてきたのは、自治体が管轄する住宅公社の家賃だ。住宅公社は利潤を追求せず、住宅の資本コストや管理に掛かる人件費をカバーできるだけの家賃を設定するが、それがベースとなり、民間会社の賃貸住宅の家賃もそれにほぼ準じた水準に設定されてきたのである。
この制度が導入されたのは1969年だが、それ以前も家賃規制は存在し、それは第一次世界大戦にまで遡る。スウェーデンは非参戦国だったが、戦争に伴う好景気のために都市部で住宅不足が発生し、賃貸住宅の家賃が急激に上昇したため、その時点で住んでいる人が急に家を追い出されることがないよう保護することが目的で、家賃規制が導入された。第一次世界大戦が終われば住宅不足も解消したため撤廃されたものの、第二次世界大戦で再び住宅不足に陥り、同様の家賃規制が導入。それがその後も維持され続け、1969年から現在の制度に移行した。
制度のそもそもの目的は、住宅の需給変動にともなう家賃の変動から賃貸居住人を保護することだ。
この制度のおかげで、スウェーデンの賃貸住宅の家賃は便利な街中でも驚くほど安い。ストックホルム市の中心部の魅力的な立地にあるワンルーム(キッチン付き、35-40平米)の賃貸住宅が月々3500クローナ(約5万円)前後で借りられる。
いや、正確に言えば、「運が良ければ」借りられるのである。
(引用:GOOブログ スウェーデンの今)
マイアパート、1930年代築スエーデンストックホルム
Reviewed by 管理人
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3:21:00
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