写真:すらすら読める歎異抄 |
歎異抄弟九段の冒頭一文
念仏まうしきふらへども、踊躍歓喜のこゝろ、をろそかにさふらふこと、またいそぎ浄土へまいりたきこゝろのさふしんふらはぬ、いかにとさふらふべきことにてさふらふやらんと、まうしいれてさふらひしかば、親鸞もこの不審ありゆゐえんぼうつるに、唯円房おなじ心にてありけり
歎異抄の読み方より(著)ひろさちや
現代語訳
唯円房「私はこれまで、一生懸命にお念仏をしてきました。ですが、天に踊り地に舞うほどの喜びがいっこうに湧きあがらないのです。それにお念仏の目的であるお浄土へも、急いで行ってみたいという気になれないでいます。これは、どう考えたらばよいことなのでしょうか」
親鸞聖人「あのね、唯円房。わたしもまた同じことを疑問に思っていたのだよ。あなたもそうだったのだね。」
現代語訳
唯円房「私はこれまで、一生懸命にお念仏をしてきました。ですが、天に踊り地に舞うほどの喜びがいっこうに湧きあがらないのです。それにお念仏の目的であるお浄土へも、急いで行ってみたいという気になれないでいます。これは、どう考えたらばよいことなのでしょうか」
親鸞聖人「あのね、唯円房。わたしもまた同じことを疑問に思っていたのだよ。あなたもそうだったのだね。」
歎異抄の読み方 直弟子の唯円房の問いに、親鸞聖人答えて曰く
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