写真(朝日新聞 朝刊) 2017/7/17 話題になったCM |
ツイッターが普及した2011~12年ごろから、特に広告の表現をめぐってSNS上で批判が繰り返されてきました。
例えば、調味料や洗剤などのCMで家事や育児のシーンに女性だけ、という風景が肯定的に描かれていることに、疑問の声が上がるようになりました。14年ごろになると「炎上」を受け、発信元の自治体や企業が広告や動画を取り下げるケースが目立つようになりました。男性上司が女性部下の容姿を比べるシーンが「セクハラだ」と指摘されたファッションビル「ルミネ」の動画(15年3月)、25歳の誕生日を迎えた女性に友人の女性2人が「今日からあんたは女の子じゃない」と言う資生堂の動画(昨年10月)などが削除されています。
今月もサントリーの第3のビール「頂(いただき)」の動画シリーズ「絶頂うまい出張」が、公開とほぼ同時に炎上。出張先の店で出会う女性たちが「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」「コックゥ~ん!しちゃった……」と話す場面が、「女性を男性の都合のいい性的な対象としてしか見ていない」と批判され、翌日削除されました。同社広報は「ご当地グルメや方言で魅力を伝えたかった。一部の方々がご気分を害されたことはおわびしたい」としています。
今月5日から公開されている宮城県や仙台市などによる観光キャンペーンのPR動画「涼(りょう)・宮城(ぐうじょう)の夏」には、「アダルトビデオみたいで悪趣味だ」といった批判も寄せられています。
タレントの壇蜜さんが夏バテ気味のゆるキャラを涼しい宮城に連れて行き、ウミガメに乗って県内を旅するという設定。たびたび壇蜜さんの唇のアップが映し出され、「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」「肉汁とろっとろ、牛のし・た」「え、おかわり? もう~、欲しがりなんですから」と特産品が紹介され、「あっという間にイケちゃう・・・」という言葉で終わります。
(引用:朝日新聞)
繰り返される広告への批判、海外は脱既成概念で新しい表現探る作り手
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16:07:00
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