〚書籍〛保存版 仏教宗派入門 仏教13宗の基本


仏教宗派入門より 教えの特徴
仏教宗派入門より 教えの特徴

仏教13宗の基本

法相宗:開祖 道昭
あらゆる事象は原因と結果で成り立っており、心の世界以外には何もないと考える唯識思想にもとずく。

華厳宗:開祖 良弁
現象の世界もすべては無限縁起であるとする『華厳経』にもとづく。

律宗:開祖 鑑真
戒律の研究を実践することによって成仏しようとする。

天台宗:開祖 最澄
天台の教学に密教、禅、戒律を融合させた総合仏教、『法華経』の思想を中心にしている。

真言宗:開祖 空海
大日如来と一体する修行を行い、身このままでの成仏を究極の目的とする。

融通念仏宗:開祖 良忍
ひとりの称えた念仏が融通し、往生のきっかけになると説く。

浄土宗:開祖 法然
「南無阿弥陀仏」という念仏をひたすら称えれば、誰でも極楽浄土に往生できると説く。

浄土真宗:開祖 親鸞
自力を否定し、阿弥陀如来の本願を信じること(本願他力)で、救われると説く。

時宗:開祖 一遍
「南無阿弥陀仏」と称えれば、信心のないものや社会階級が低い者でも等しく救われると説く。

臨済宗:開祖 栄西
座禅をしつつ公案という禅問答を行ない、悟りに近づこうとする。

曹洞宗:開祖 道元
何も目的ももたずにひたすら坐ること(只管打坐(しかんたざ))を重んじ、そのまま座禅が悟りになると説く。

黄檗宗:開祖 隠元
座禅を行なうことで浄土へ往生しようという、禅と浄土思想が合致した『念仏禅』を説く。

日蓮宗:開祖 日蓮
『法華経』こそが真理であり「南無妙法蓮華経」の題目を唱えることによって誰でも救われると説く。



仏教宗派入門
写真:(一個人別冊 仏教宗派入門

538年に伝来して以来、日本人の生活と文化にすっかり溶け込んでいる仏教。 

奈良時代に興った南都六宗に始まり、平安時代の天台宗や真言宗、江戸時代に定着した黄檗宗(おうばくしゅう)など、対立や統合を繰り返しながら仏教宗派は形成されてきた。

そして現在、代表的な宗は13となり、さらに150以上の諸派に分けられる。

宗派が異なれば、教えが違うのはもちろんのこと、お坊さんの袈裟や仏事のしきたりまで違うのだ。

日本の仏教13宗、その誕生の歴史と各宗派の教えを徹底解明する。

 (一個人別冊 仏教宗派入門 )より


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