古舘伊知郎「報道番組を見る人のスタンスにも、僕はある意味、負けた」

 古舘伊知郎、12年間のキャスター生活を敗北だったと振り返る
写真:Twitter・朝日新聞

インタビュアー「負け犬ですか。」

古舘伊知郎「報道は知識、情報。あと、自分の視点、言葉に『智慧』を入れたかった。でも、ちょっとひねった言い方をすると、『お前の意見なんてどうでもいい』とめった打ちにされた。テレ朝への電話やメールは一日100本を超えることもあり、僕が失言すると300本。大きな事件や朝日新聞の従軍慰安婦報道謝罪のときは、さらに多くなった。その一人の後ろに何百人がいる。毎日意見に目を通していると、言いたいことはどんどん言えなくなった。報道番組を見る人のスタンスにも、僕はある意味、負けた」 (引用:2016年5月31日 朝日新聞/キャスター敗北の12年)
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