相対性理論のやくしまるえつこの顔見たときどう思った?・・・「僕は、母が見ている他人の顔と僕が見ている顔が同じに見えるのかとても疑問だった」

相対性理論のやくしまるえつこ
写真(youtube)相対性理論『FLASHBACK』 MV

「子どものころ、自分が見ている物と他の人が見ている物が同じかどうか、不安になったことはありませんか。僕は、母が見ている他人の顔と僕が見ている顔が同じに見えるのかとても疑問だった」と語る芹生准教授。「まさに一般相対性理論を表している」という一編の詩を紹介してくれた。
(引用:福井新聞)


時間ゼロ、情報が瞬時に伝わる

アインシュタインたちは壊れて出来たミクロの粒子Aと粒子Bが、それぞれ別の方向に飛びつけているという状況において、二個の粒子間の距離が一光年(約10兆キロメートル)になってから粒子Aだけを観測したというケースを考えました。量子論によると、観測されるまではスピンの向きが決まっていなかった粒子Aは、観測された途端に右回りないしは左回りに決まることになります。ここでは粒子Aのスピンの向きが左回りに決まったとしましょう。

 このときアインシュタインたちは「一光年の彼方にある粒子Bのスピンの向きも同時に決まるはずだ」と考えました。なぜなら、スピンの量が保存されるために、粒子Aと粒子Bとはスピンの向きが必ず逆になるからです。したがって、粒子Aのスピンが右向きと決まった以上、粒子Bのスピンは左向きになるに違いありません。これは当然のことに思えますが、量子論が「物質の状態は観測されるまで確定しない」と考えることを思い出すと、奇妙な点に気づきます。私たちが観測したのは粒子Aだけであって、一光年彼方にある粒子Bは観測していないのです。観測していないのに粒子Bのスピンの向きが決まるのはなぜか、量子論によるとその答えは「粒子Aを観測したという情報が一光年離れた粒子Bに瞬時に伝わり、粒子Bのスピンの向きを決定した」というものになります。 

アインシュタインたちはこの点を突いて「ある情報が瞬時に、時間ゼロで離れた場所に伝わるのはおかしい」と主張します。なぜならアインシュタイン自らが唱えた相対性理論の中に「高速(秒速約30万キロメートル)」を超えて物体が移動したり情報が伝わることはできない」という大原則があるからです。

アインシュタインはアスペの実験結果を知ることなく亡くなりましたが、生前こんなことを言っていました。「量子論の言い分が正しいのであれば、月は我々が「見た」からそこにあり、我々が見てないときにはそこにはないことになる。これは絶対に間違っていて、我々が見てない時も、月は変わらずに同じ場所にあるはずだ」 

(参照:「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる!)




相対性理論のやくしまるえつこの顔見たときどう思った?・・・「僕は、母が見ている他人の顔と僕が見ている顔が同じに見えるのかとても疑問だった」 相対性理論のやくしまるえつこの顔見たときどう思った?・・・「僕は、母が見ている他人の顔と僕が見ている顔が同じに見えるのかとても疑問だった」 Reviewed by 管理人 on 6:54:00 Rating: 5

0 件のコメント: