宮古島の石嶺香織市議がまた問題発言で話題に、、、そこで 沖縄を舞台にした小説の紹介です

今年3月に陸上自衛隊に対する差別発言が問題になった石嶺香織・宮古島市議(34)が、4月に那覇市の沖縄大学で開かれたシンポジウムでも再び「自衛隊員がたくさん来たら、居酒屋でバイトしてる高校生とか大丈夫かなあとか、女の子たち大丈夫かな、そういう不安があった」などと発言していたことが4日、明らかになった。

(引用:産経新聞


写真(ギンネム屋敷
怒りと悲しみの血を吸い込んだ沖縄の土地に繰り広げられる恐喝、暴行、殺人…。沖縄の地を生の根源とする作家の鮮烈な想像力の閃めき。熱気をはらんだ筆致の第一創作集。第4回すばる文学賞受賞作。

(引用:ギンネム屋敷


写真(沖縄はゴジラか

沖縄文学とオリエンタルニズム 

「ギンネム屋敷」は「売春婦のヨシコー」がさつま芋畑で「朝鮮人」(チョ—セナー)の男からレイプされたので、知恵遅れの彼女にかわって、その男から慰謝料をせびり取ろうとする話。犯人の「朝鮮人」は悪びれずもせず、すんなりと金を支払ったが、あるとき彼は、自分の話を気軽に聞いてほしいと誘ってくる。彼の問わず語りするところによると、戦時中に「日本軍にかりだされ、読谷で沖縄人や台湾人と一緒に飛行場建設の強制労働をさせられていた時」、故国で婚約者だった恋人の江小莉(コーシャーリー)が日本軍の軍用トラックから基地に降ろされるのを偶然見かけた。

「小莉は看護婦として徴用されたのだから、ただの看護婦なんだ、と何十回も呟きました。・・・従軍看護婦なんてみんな慰安婦じゃないですか、そうでしょう?沖縄の女だってそうですよね。あなたの妹さんは徴用されませんでした?妹さんはいませんか?そうですか。でもですね、沖縄人は戦争のないところに疎開する、朝鮮人は激戦地にやってくる、何かおかしいとは思いませんか。いや、あなたの責任ではありません。気を悪くしないでください。・・・一時はあなた方が玉砕しなかったのが悔しかった。三十万人も生き残るのは卑怯だ、一人残らずスパイだったんだと思います。しかし、私たちは沖縄人を恨みません。米軍も恨みません。私達をひっぱたいてきた人間をうらみます」。

引用:(沖縄はゴジラか
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