外国人店員を軽蔑しないで

写真（Twitter）@natganigpa

私はベトナムから留学して1年６ヵ月になりました。牛丼店でアルバイトをしています。仕事を通じて一番驚いたのは、私の想像していた優しいはずの日本人が、外国人店員を認めないということです。

私はお客さんから何回も「どこの国の人ですか。日本語わかる？日本語できなかったら日本の人を呼んで？」と言われます。顔が優しそうな日本人たちです。言われるにつれて、私は軽蔑されている気持ちになってきました。二つの言葉を話せる日本人もあまりいないのに、日本語があまりできない外国人を軽蔑するのはおかしいのではないでしょうか。

現在、日本は労働力不足という深刻な問題を抱えています。にもかかわらず、なぜ昔からの保守的な考えで私たちを軽蔑するのですか。それは外国人にチャンスを与えないことにつながるのではないでしょうか。

留学生は日本で学びながら、高くて負担が大きい生活費を稼ぐために働いています。でも、私たちは仕事を通じて日本社会に貢献していると思います。日本人はもっと心を広げ、私たちを認めてほしいです。

「言葉がカタコトだと、頭のなかもカタコト」だと思われる。僕も海外で悔しい思いを何度もしました。
海外から来ている留学生さんには、（イヤな思いもあるけど）頑張ってほしいし、日本の学生さんには少しでも「異文化」に実際に触れて、その目で現実を見てきてほしいです。

— 福井栄二郎 (@natganigpa) 2017年12月14日