〚難問テスト〛大学生の正答率33% 意味不明の回答も

写真(imgur)難問テスト
偶数と奇数をたすと、答えはどうなるでしょうか。

(a)いつも必ず偶数になる。

(b)いつも必ず奇数になる。

(c)奇数になることも偶数になることもある。

ソール・クリプキ(Saul Aaron Kripke)
x ⊕ y = x+y, if x, y, ≤ 57, otherwise =5

68+57という計算の場合,加法の規則に従って125という答えが導けると誰もが考える。しかし末だ嘗て誰も経験したことのない巨大な数の計算の場合,加法の規則が奈何なる具合に機能するかは見当もつかない。これまで通用していた規則がこれからも通用するという保証はない-とクリプキは帰納原理の限界を衝く。

(引用: 弘前大学教育学部紀要 第87号

(引用:規則と意味のパラドックス
言葉はそもそも意味をもちうるのか?言語を通したコミュニケーションを可能にする「規則」に、私たちは従うことができるのだろうか?クリプキはウィトゲンシュタインのなかに、こうした問いに否と答える驚くべき議論を見出した。それによれば、私たちが自明のものとして使用する「プラス」のような記号でさえ、「68+57=5」という奇妙な結果に導く可能性を否定することはできないのだ。

(引用:規則と意味のパラドックス
〚難問テスト〛大学生の正答率33% 意味不明の回答も 〚難問テスト〛大学生の正答率33% 意味不明の回答も Reviewed by 管理人 on 2:25:00 Rating: 5

0 件のコメント: