〚日米首脳会談〛安倍晋三首相が4月訪米、北朝鮮が非核化を前提に話合いを始める

写真(首相官邸)安倍総理
「先ほど、トランプ大統領と日米首脳会談を行いました。北朝鮮が非核化を前提に話合いを始める、そう北朝鮮の側から申し出たこと、この北朝鮮の変化を評価いたします。これは、日本と米国がしっかりと連携しながら、さらには日米韓、国際社会と共に高度な圧力をかけ続けてきた成果であろうと思います。そのことについては、トランプ大統領とも一致いたしました。核・ミサイルの完全検証可能かつ不可逆的な形での放棄に向けて、北朝鮮が具体的な行動を取るまで最大限の圧力をかけていく。この日米の確固たる立場は決して揺らぐことはありません。日米はこれまでも、そしてこれからも100パーセント共にある。その点でもトランプ大統領と一致したところであります。 」

(引用:首相官邸


3月9日,安倍晋三内閣総理大臣は,午前8時50分過ぎから約30分間,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald Trump, President of the United States of America)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。 

1)トランプ大統領から,訪米中の韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長他から先般の南北会談の結果について,金正恩委員長が非核化にコミットしたこと,米国との間での平和を希求していること,金正恩委員長自身がトランプ大統領自身との対話を望んでいること等の報告があった旨説明がありました。また,大統領から,こうした北朝鮮側の動きは,これまでの厳しい制裁や米国の軍事力を含む最大限の圧力の結果出てきた成果であるとの説明がありました。その上で,大統領から,今後,状況を注視しつつ,自分としても金正恩委員長と会う用意があるとの説明がありました。 

2)これに対し,安倍総理から,大統領からこうした形で連絡を頂いたことについて感謝するとともに,北朝鮮が非核化を前提に話合いを始めるというこの北朝鮮の変化を評価する,こうした北朝鮮の動きはまさに大統領と総理自身とが,緊密に連携し実施してきた最大限の圧力の成果であること,同時に,北朝鮮が完全,検証可能な,かつ不可逆的な非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要であることを指摘しました。 

3)これを受け,大統領から,制裁と軍事的圧力を今後とも継続していくことは当然であるとの説明がありました。 

4)さらに,総理から,日米は100%共にあること,そして,予算成立後4月初旬にも訪米し,トランプ大統領と会談することとしたく今後具体的調整を開始したい旨述べ,大統領から是非そうしようとの快諾がありました。 

5)また,拉致問題の解決に向けて,日米で協力していくことで一致しました。

(ソース元:外務省
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