職人 仕事の流儀 「これこそが他でもない、穴を掘る男の見方である」

働くことの価値観について
写真(Twitter)働くことの価値観について欧米が日本に学べること
What the West Can Learn From Japan About the Cultural Value of Work
働くことの価値観について欧米が日本に学べること

「職人」という日本語は直訳で表せない。この言葉がもつ「専門性の極み」といった意味合いが、日本人がいかに日々もっといい仕事をしようと励んでいるかを物語っている。日本以上に容赦ない資本主義世界で育った私たちには、この職人的文化が滑稽に映ることもある。京都では他にも、光る黄色い棒を手に歩行者を歩道へ誘導する男性を見た。車が来たときは、駐車場へ誘導していたのだろう。先進国ならとっくに機械化されるか、ないがしろにされるような仕事だ。

 またあるとき、神戸で見かけたのは、ドリルで穴を掘る5人の男性。いや、掘っていたのはそのうち1人で、あとの4人は彼を見ていた。30分の間、彼らがやったのはそれだけ。スマホを見るわけでも無駄口をたたくわけでもなく。まるで「これこそが他でもない、穴を掘る男の見方である」という実演のようだった。

 (引用:朝日新聞 GLOBE)

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